既存不適格

既存不適格物件のメリットとデメリット

様々な理由によって既存不適格となってしまっている物件は全国各地に数多く存在します。既存不適格物件を購入しようと考えている場合は、物件を購入する前にしっかりと情報収集を行って、メリットとデメリットを正しく理解しておく必要があります。

既存不適格物件のメリット

・再建築が不可能であることから土地の利用価値や資産価値は低くなるので同じ地域の同じような物件よりも価格が安い
・再建築することは不可能でも大幅なリフォームやリノベーションをすることは可能なので自由度も高い
・資産価値が低いので固定資産税評価額も低く設定されており固定資産税評価額を基準に算出される固定資産税や都市計画税や相続税や贈与税も安くなる …などがあります。

既存不適格物件のデメリット

・再建築が不可能なので災害などで倒壊してしまった場合はその土地に建物を建てることが出来ない
・担保価値が低いので住宅ローンで物件を購入することが出来ない
・住宅ローンが使えないので現金一括払いで物件を購入しなければならない
・いくつかの金融機関では住宅ローンが使える場合もありますがその場合の金利はかなり割高になる
・様々な制限があるので物件を売りに出しても買い手がつかないことが多い
・住宅ローンが使えない物件なので売りに出す場合は現金で購入することが出来る買主に限定されてしまう…などがあります。

既存不適格物件を選ぶ際に着目すべきポイント

建物の基礎や柱や屋根や外壁などに問題が無く傾きや雨漏りなどが生じていないかどうか、隣の建物との境界線が明確であるかどうか、どの程度のリノベーションやリフォームが可能なのかなど、これらのポイントを押さえて物件選びを行いましょう。既存不適格物件には様々な問題やリスクがつきまといますので、事前のリサーチが大切です。

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