土地売却の注意点
土地を持っていることで、その土地を有効活用しているという方もいるでしょう。
その場合には、所有していても利益を生むことになるためメリットが大きいといえます。
ですが、生活状況などによって土地よりもお金が必要というケースや所有はしていても利益を生むような状態ではない、所有している場所があまり有効な土地ではないなど人によって所有している土地の状況なども違いがあります。
そのため、土地売却という選択をするというのも有効な手段です。
放置している土地があり、有効活用できるような目途が立たないというなら土地売却をして手元にお金を残すというのも一つの方法です。
ただし、土地売却をするならいくつか注意点もあるためチェックしておきましょう。
まずは、売却する土地に関していろいろと把握しておくことです。
どのような土地であるのか、権利関係や地盤、土壌に関して売却時に詳細情報を把握しておくということは重要だといえます。
不動産登記簿などでチェックできることは多いためしっかりとチェックしておくといいでしょう。
登記の時期によって注意が必要なことも
ですが、表記されている内容と土地としての実態が必ずしも一致するとは限りません。
特に、登記されている時期が古いという場合には、境界線などが間違っているケースもあるため注意しておきましょう。
所有権を示す登記簿上の甲区では届け出など義務づけられていないという点から、表記が古い状態のままということもあります。
境界線など不明瞭な状態は買い手側とのトラブルともなりかねません。
買い手側が不安になる要素はできるだけ取り除いておくということも、土地売却をするなら重要なことです。
登記簿が古いという場合には、測量などやり直しておき、境界線などしっかりと明確化しておくといいでしょう。
その他にも、土地に関して土壌汚染や地盤などに関しても、後からトラブルとなっては厄介です。
気になる点がある場合には、専門家に相談してみるというのも有効な手段といえます。
借地権の売却
また、建物を建てるという場合に、借りた土地の権利を借地権といいます。これにはいくつか種類がありますが、売却ということも可能です。
地主の許可が必要になる点や誰に売却するかによって売却方法が異なる点などは注意が必要といえます。基本的に売却の検討時には地主と相談することから始めるといいでしょう。
このように、売却に関してはいくつか注意点があるということやどのような土地なのか把握しておくこと、不明瞭なものがある場合には、できる限り明確にしておくことでトラブルなどを避けることが重要です。
売りたいという気持ちからいい加減に対応してしまうと、買い手がみつかったとしても、いろいろとトラブルとなってしまうケースもあるためしっかりと対応していくことが大切だといえるでしょう。
買い手側としても、安い買い物ではありません。不明瞭な点があれば不安を感じてしまうこともあれば、購入に踏み切れなくなってしまうこともでてきます。
売却をするというならば、買い手側の立場にたって考えることも必要です。
それ以外にも、土地売却にあたって不動産仲介会社選びも重要だといえます。個人の場合には、買い手を自分で見つけて売却するという方法もありますが、スムーズな取引を行うためには、専門の不動産仲介会社を頼るほうが安心です。
土地売却する場合に必要な流れに関してサポートしてくれる点からも、土地の売却に関して素人であっても安心してスムーズな売却をすることが可能です。
不動産仲介会社もいろいろなタイプがあるため、チェックしておきましょう。
全国展開している大手の会社もあれば、地域密着型の会社もあります。
その特徴などをつかみ最も適した不動産仲介会社を選びましょう。
